厚生労働省 
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ストレスに強くなる、これを実現するには、自分をストレスに追い込む原因となる

苦手なテーマや大きな悩みから目をそむけないことです。

自らのストレスのルーツを冷静にさぐり、その特徴をしっかりと見極めることが

とても大切です。

次は、テーマに即して具体的な対策を考えるわけですが、

けっして目標を高くセットしないことが大切です。

いかなるストレスにも強くなるというのではなく、

まずは特定の話題にしぼりこんで対策を講じること、これがコツです。

例題として、上司との関係の悩みを取り上げてみます。

週末も仕事のことが頭に浮かんで休んだ気がしない、

次第に夜ねつけず疲れも溜ってきた。

自分の上司は普段から口数が少なく、指示もあいまい、

何をめざせばいいか言ってくれない、

おかげで自分の仕事の輪郭がみえず、いつも手探り状態。

仕事の達成感もなく、オンオフのけじめができず、

しかし、相手は上司だし、このままストレスに負けてしまうのか・・・。

このようなケースに強くなるには、大きく2つの方法があります。

一つは、自分のストレス対処法を強化し、結果としてストレスに

めげない自分をつくる、という考え方です。

例えば、「上司のペースにはまりすぎかもしれないので自己ルールをつくるなど、

自分のペースがブレないように注意する」といったことや、

「周囲との調整の必要性など、業務推進のための必須要件について

上司へ意見提案をしっかりと述べていく」といった積極的なアプローチです。

もう一つは、ストレスのルーツへ働きかけ、ストレスのパワーを弱め、

相対的にストレスに強くなる方法です。

例えば、他の同僚とともに「もっと指示を具体的かつ明確にしてください」とお願いする

宴席やランチのときにいろいろ雑談しながら本音をきいてみる

直接言えないときは頼もしい仲間にお願いしてアドバイスを受ける

といったことなどです。

いずれのアプローチにしても、職場をめぐる状況をしっかりとみきわめる現実判断力、

周囲の同僚との仲間意識、協調性、他人との対話を通じて理解、

説得していく対人交渉力、自己表現力、さらに実行力が必要です。

これらの強化対策に取り組んでストレスに強いご自分をめざしてください。

ただし、ご自分がすでにストレスで弱っている場合は、無理をしないで気力、

体力を十分回復してから取り組んでください。