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厚生労働省 
働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト 〜心の健康確保と自殺や過労死などの予防〜より

「うつ」や「適応障害」の人は、身体障害がない限り、歩けますし、話も出来ます。

一見してはどこも悪くないように見えます。

それでいて遅刻したり、休みがちであったりするので「怠け者」とみなされがちです。

しかし、「うつ」や「適応障害」はけっして「怠け者」ではありません。

それどころか深刻な状態です。

「うつ」に多い症状は”億劫さ”と”疲れやすさ”です。

「適応障害」に多いのは”職場で強い緊張や不安を感じること”です。

“そんなことは根性で克服出来る筈だ”と思ってしまう人が少なくありません。

しかし”根性で克服”しようとしてもうまくはいきません。

それどころか、かえって自信を失い、自責感が強まり、状態が悪くなるでしょう。

残念ながら、「うつ」の人の約2割の人は慢性化します。

また、一旦治っても再発する人が少なくありません。

「適応障害」も慢性化しがちです。

症状の改善を早め、慢性化を防止し、再発を防止するためには、

薬物療法と併せて認知行動療法などの心理的なアプローチなどが、効果があります。

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定期的な通院を支援して早期治療を図ります。

産業医に相談して、就業上の措置の要否について意見を求めます。

保健師や衛生管理者など事業場内メンタルヘルス推進担当者に連絡し、

必要に応じて、産業医を介して主治医の意見を尋ねます。

その際、プライバシーの保護に配慮し、連絡する必要がない者には言わないように注意し、

同僚などへの情報開示では本人の意思を尊重します。

職場や業務に原因がないか検証し、必要があれば再発防止を図ります。

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心の病を専門とする医師は、精神科医と心療内科医です。

心の病を専門とする医療機関の正式な標榜科目名は、

心療内科、神経科、精神科ですが、最近ではメンタルヘルス科やストレス外来など

という看板を掲げている医療機関もあります。

間違いやすい標榜科として神経内科がありますが、

神経内科は脳、末梢神経、筋肉などを扱う内科の一分野です。

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うつ病が回復するためには服薬と休養が重要です。

仕事の心配はあるかもしれませんが、仕事をしばらくお休みして

休養を図ることによりうつ病の回復が望めます。

うつ病が悪化すると業務遂行力も低下するため、仕事に影響がでたり、

また仕事をし続けることによりなかなか回復しない可能性もあります。

そのため、早期に職場の上司に相談をして仕事をお休みさせてもらうことが望ましいでしょう。

また、仕事をお休みする際には、職場の休暇の制度や経済的な保障の制度などに

ついても確認をしておくとよいでしょう。

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健康保険組合の被保険者は、所定の申請書に医師の労務不能という意見

及び事業主の不就業日数とその賃金についての証明をもらって申請すると、

連続3日の休業(待機期間という)後の4日目から1年6か月(退職後も含む)までは

標準報酬日額の2/3に相当する傷病手当金が支給されます。

企業の手当や他の公的給付が支給されている場合は、その分が減額されます。

業務上疾病の場合は、労災保険からの休業給付があります。

身体の病気も同様です。

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うつ病等の精神障害は、外部からのストレス(仕事によるストレスや私生活でのストレス)と

そのストレスへの個人の対応力の強さとの関係で発病に至ると考えられています。

発病した精神障害が労災認定されるのは、その発病が仕事による強いストレスによるものと

判断できる場合に限ります。

 仕事によるストレス(業務による心理的負荷)が強かった場合でも、

同時に私生活でのストレス(業務以外の心理的負荷)が強かったり、

その人の既往歴やアルコール依存など(個体的要因)が関係していたりする場合には、

どれが発病の原因なのかを医学的に慎重に判断されます。

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結論からいうと、そのような場合がありえます。

なぜかというと、うつ病という病態には生活状況にしっかりとねざした場合と

そうでない場合があり、この前者の場合がご質問のケースとなりうるからです。

生活状況といっても、仕事、学校、家庭などさまざまですが、

特に仕事の場面、例えば、職場の人間関係、仕事の内容などにかかわって

メンタルヘルスが不調になる方は最近特に増加しつつあります。

一例をあげてご説明しましょう。

事務系職場に勤務するAさんは既婚、物静かで実直な中間管理職。

職場の人望も厚く、部下からも慕われています。

しかし、自分の仕事が立て込んでいるのも構わず、

上司であるB課長が一方的に指示を出してくるので、

自分のペースがいつも不安定になってしまいがちです。

決算期を迎えB課長も忙しそうで、自分が仕事を拒めば手一杯な部下も

もっと困るということが明らかなので、あからさまにノーともいえません。

ついには休日出勤でこなしていましたが、いつしか朝、職場に出勤しようとすると頭痛、

下痢がはじまり欠勤がちとなりました。

奥様の勧めでようやく精神科を受診しましたが、診断は「消耗性うつ病」でした。

このような場合、まずは職場から離れ自宅で休養し、

こころの中から仕事のしばりをほどき、ゆるめ、こころの自由度を回復することが

大切なケアとなります。

このようなケアの効果がでてくると次第にAさんも元気をとりもどし、

家庭では元気に過ごすことができるようになります。

この段階を経て、さらに回復度が高まると、Aさんも再び職場でがんばろう

という意欲がでてくることになります。

復職には、上司との関係、仕事の見直しなど勤務環境調整が大切なことは

言うまでもありません。

ということで、うつ病の病態は生活場面、生活状況のある種の要因と

深く関わっていることがあります。

ですから、仕事場とそれ以外の場所でご本人の様子が大きく異なる場合は、

むしろ病気の特徴をよく反映しているという場合もありえます。

メンタルヘルスの不調は身体面の病気と異なり目にみえず、

しばしばさまざまな誤解を生みます。

病状の内容は一面だけでなく、生活全体から総合的に判断することが重要です。

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ストレスに強くなる、これを実現するには、自分をストレスに追い込む原因となる

苦手なテーマや大きな悩みから目をそむけないことです。

自らのストレスのルーツを冷静にさぐり、その特徴をしっかりと見極めることが

とても大切です。

次は、テーマに即して具体的な対策を考えるわけですが、

けっして目標を高くセットしないことが大切です。

いかなるストレスにも強くなるというのではなく、

まずは特定の話題にしぼりこんで対策を講じること、これがコツです。

例題として、上司との関係の悩みを取り上げてみます。

週末も仕事のことが頭に浮かんで休んだ気がしない、

次第に夜ねつけず疲れも溜ってきた。

自分の上司は普段から口数が少なく、指示もあいまい、

何をめざせばいいか言ってくれない、

おかげで自分の仕事の輪郭がみえず、いつも手探り状態。

仕事の達成感もなく、オンオフのけじめができず、

しかし、相手は上司だし、このままストレスに負けてしまうのか・・・。

このようなケースに強くなるには、大きく2つの方法があります。

一つは、自分のストレス対処法を強化し、結果としてストレスに

めげない自分をつくる、という考え方です。

例えば、「上司のペースにはまりすぎかもしれないので自己ルールをつくるなど、

自分のペースがブレないように注意する」といったことや、

「周囲との調整の必要性など、業務推進のための必須要件について

上司へ意見提案をしっかりと述べていく」といった積極的なアプローチです。

もう一つは、ストレスのルーツへ働きかけ、ストレスのパワーを弱め、

相対的にストレスに強くなる方法です。

例えば、他の同僚とともに「もっと指示を具体的かつ明確にしてください」とお願いする

宴席やランチのときにいろいろ雑談しながら本音をきいてみる

直接言えないときは頼もしい仲間にお願いしてアドバイスを受ける

といったことなどです。

いずれのアプローチにしても、職場をめぐる状況をしっかりとみきわめる現実判断力、

周囲の同僚との仲間意識、協調性、他人との対話を通じて理解、

説得していく対人交渉力、自己表現力、さらに実行力が必要です。

これらの強化対策に取り組んでストレスに強いご自分をめざしてください。

ただし、ご自分がすでにストレスで弱っている場合は、無理をしないで気力、

体力を十分回復してから取り組んでください。

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この病気を持ちながらたくさんの方が就業しておられます。

統合失調症だから就業できないということはありません。

しかし、二つのことが就業の障害になることがあります。

ひとつは統合失調症の影響で働く能力が落ちている場合です。

その場に居ない人の声が聞こえるとか、誰かに操られるといった

陽性症状が活発だったり、意欲低下が著しくて、とても疲れやすいなどの

陰性症状が強かったり、仕事の指示が頭に入らずミスが多い、

対人関係が負担になりやすいといったことがあると就業が難しい場合があります。

その場合はまだ治療に専念する必要があるかもしれません。

しかし、症状があっても短時間労働であれば勤まるかもしれません。

もうひとつの障害は、周囲の差別や偏見です。

上司や人事担当者に統合失調症に対する理解がなくて、

病気を理由に差別されることがあります。

現状ではそうした危険性があるので、上司や人事担当者に病名を伝えるのは慎重さが要ります。

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うつ病で働けなくなるのは、その症状のためです。

まず、睡眠障害があります。

うつ病に比較的特徴的なのは朝早く目が覚めることです。

暗いうちに目を覚まして眠れません。

そしてうつ病の症状で最も特徴的なものは、気分の憂鬱さです。

特に朝目覚めたときから日中にかけて気分が憂鬱になります。

朝早く目が覚め、そのときすでに気分は憂鬱なのです。

そして出勤する時間になっても布団から出られません。

目は開いているのですが、憂鬱で仕事に行く気力が出てきません。

がんばって職場に行っても気力がなく、集中力もありません。

仕事を進めるのに時間がかかり、ミスが目立ちます。

つまり気力、集中力、思考力が低下し、ひどい場合には一日中ボーっとして

何も考えられません。このような症状が出てくると休職になります。

これらの症状が良くなれば働くことが出来るのです。

すなわち、夜は良く眠れ、朝の気分は憂鬱さがなく一日を通して気分は安定し、

日中の気力、思考力、集中力が続くことを確認すればよいのです。

しかし、このようにうつ病の症状が取れて仕事を休む前の気分や

体調に戻った時点で再び働き始めても、また憂鬱な気分が戻ってきたり、

眠れなくなったり、仕事をしていて集中力が衰えたりすることがあります。

このようなことはなぜ起こるのでしょうか?

仕事を休むということは、仕事から受けるストレスをゼロにしているということです。

仕事を始めるということは、再びストレスに曝されることです。

つまり病状が戻ってくる場合は、仕事をしても大丈夫なほどには

病状が改善していなかったということです。

それではどのようすれば仕事が大丈夫なレベルの病状の回復を

確認できるのでしょうか。

そのためには規則正しい生活が出来ているかがまず大事です。

朝決まった時間に起きられなければ出勤が出来ません。

夜決まった時間に就寝し、良く眠れて朝一定の時間に起きられるという

睡眠覚醒リズムを取り戻すことです。

これも一日だけではなく週7日続けられるようになれば第一段階は突破です。

次はこのように規則正しい生活リズムが戻れば日中の時間が出来てきます。

そこで朝から気分がよければ、何らかの活動が出来るはずです。

自分の仕事に似た時間のすごし方をしてみます。

仕事というのは時間を会社に拘束されることですが、これがストレスの大きな要素です。

つまり自分の時間を自分で拘束してみればよいのです。

したがって、自分の家以外の場所で、他人の目のあるところで一定時間をすごします。

意外とそのような場所はなく、図書館に行くことを勧めます。

図書館には本という文字情報と机があります。

それからほかの人の手前、寝るのは気がひけます。

図書館で業務関連の本がどんどん読めれば、かなり有望です。

そして最後は通勤です。これは自分で職場まで通勤し、

職場近くの図書館で作業を続ければ確認できます。

このような一連の生活を通して安全に復職できる段階を見極めます。